レヴィオルストーリー2
その言葉にアレンは愕然とした。
母は生きる努力をせずに───死んだ父のもとに行くのを選んだ。
アレンに一度も話さなかった父のもとに。
まだ生きているアレンを独り残して…。
「………………。」
『…本当に、ごめんね。死ぬ運命だったからって、甘えてたのよ。』
黙り込んだアレンに遠慮がちにナティアは言った。
アレンはあの時のことを思い出して、少し震える。
(あの時の、母さんの目…)
決意したような強い瞳に
────そんな意味があったなんて。
『…もう寝なさい。疲れてるものね。貴方はあの人と一緒で無理ばっかりするから…。』
一言もしゃべらなくなったアレンにナティアは優しく言った。
『…魔力は使わないで。これだけは絶対よ。貴方は私のように魔法使いの力だけ解放するなんてことは出来ないから…、無駄な試みも駄目よ。』