レヴィオルストーリー2
「…あの、レイのことなんですけど…。」
アレンがそう切り出した瞬間、ロンは真っ青になっていきなり立ち上がった。
マケドニスは心臓が飛び出るくらい驚く。
「ま、まさか、…結婚なんてまだ認めないぞ!まだ早すぎる!そうだ、早すぎる!!」
「…違います」
アレンは微かに赤くなって否定した。
その隣でまだ心臓バクバクなマケドニスは、腹を抱えて笑っている。
「え、あ、違う?そっか、なら良かった。」
そう言って安心したのかまた爽やかに笑うロンに、アンタはレイの親父かよ、とアレンは内心ツッコんでいた。
しかしすぐに赤くなった顔を戻して真面目な表情になる。
その変化にロンも座り直してアレンを見つめた。
そして─────
「…ロンさん。レイを、家に連れ帰ってやって下さい」
アレンはそう言うと目を伏せた。
マケドニスは目を丸くして主人を見る。