レヴィオルストーリー2

「…痛い…。あんなの絶対くすぐりじゃないだろ…。」

「…俺も痛いですよ…。アレン様のせいで。」


ぶつぶつ文句を溢しながら降りるアレンとマケドニス。

どうやらルシアンのくすぐり攻撃がくすぐりと呼べないくらい激しかったらしい。

ちなみにマケドニスが痛いのは、驚いて跳ね起きたアレンの腰の剣が鳩尾に入ったからだ。


「…何だか兄弟みたいですね」

ディルが二人の様子を見て笑いながら言う。


「こちらに」

リシェラルクの従者が六人を案内した。



「でっけぇな~」

「そうか?」

「また白ですね」

「教会が黒だったらおかしいだろ」

思い思いに感想を述べ、六人は従者に続く。


アレン達が今着いたのは、シャルムの一番北に位置する大聖堂。


ここにサリルナ教皇がいる。



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