レヴィオルストーリー2
教皇は黙って話を聞くアレンと静かになったコニスを見て微笑むと、話を続ける。
「ナティアのお父様のジオンティル様が、私のお父様と仕事の関係で知り合いで。
ジオンティル様───私はジオン様と呼んでいましたが、彼が奥さんとナティアを連れて私達ルクシム家にやって来ました。
それが私とナティアの出会い。
私は引っ込み思案で人見知りで、中々すぐに人と仲良くなれなかったんですけど、ナティアはそんな私にすごくよくしてくれて。
すぐに打ち解けました。
それからはよく来てくれるようになって、何でも話せる仲になって。
私のお母様が亡くなった時も、ナティアの慰めのおかげで立ち直れましたわ。
そして、私達は成年してからも仲良くしていました。
しかし─────」