mariage~酒と肴、それから恋~《6》
………………………はい?


親に会う?!誰が??誰の??

話の流れについてけなくて、今度は私が黙る。


再び流れた沈黙に、凱くんの真面目な顔がみるみる不安になった。

「…も、もしかして、嫌とか??」



「え?あの、えっと…私も一緒に凱くんのご実家に?」


凱くんのご両親に挨拶させて貰えるの?


うんと頷いた凱くん。


信じられない。ほんとに?


思ってもいない展開に、目が点で、また無言になる私。

嘘でしょ、何この急展開!


「…あのさ、黙ってられると不安になるんだけど」

凱くんは心配げに眉をひそめた。


「…た、大丈夫かな?私5歳も年上だし、ご両親に反対されたり…」

どうしよう。先に進みたいのに、進めるのが不安な乙女心。

心臓が、バクバクと音を立てる。


言葉に詰まる私とは反対に、凱くんは安心したようにパッと笑顔になった。

「何だ、良かった。嫌なのかと思って心配したよ、も~」

可愛い女の子のように唇を尖らせる。
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