【長完】Keeper.l
その言葉に数人が 反応したのが分り、ハッと我に返る。倉庫を入ってから、ずっと考え事をしていたみたいだ。

現状を把握するために記憶を遡ってみる。え?私、考え事しながら階段登ったんだ。よく落ちなかったな。

周りを見れば私を連れてきた男は満足気に既にソファーに座っている。それと他に二人の男が驚くくらいに対象的な表情をしている。

方や一方は物腰柔らかそうににこりと笑っているのに対して、もう一方は目付きが尋常でないくらいに悪い。

そして、色素の薄い茶髪のショートボブくらいの髪の長さの女の子がいた。

………とりあえず、本当に男は私としないようだ。良かった。

昼間から盛るのなんて絶対に嫌だし、この人数から逃げようと相手にするのは出来たとしてもめんどくさいからね。

あれ、待って、私物凄いクズ的思考をしている気がする。まぁ許して欲しい。
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