【長完】Keeper.l
お姫様の会話なのだろうか。このイヤホンは周りの人の声を拾うほどに高性能なのか?いや、雑音を拾っているから良くないのか?それとも、聞こえるほどに近くでお姫様とお話をしたのか?
冷静に処理する。なるほどな。土曜日の理由は敵の族を集めるため。……え?てことは通常の日はちゃんと学校に行ってるってこと?私はそれがとても気になるのだが。
「うおらぁっ!!」
『キモイ声上げないで。うるさい。』
鳩尾を思いっきり蹴り飛ばす。
「あははっ」
イヤホン越しから再びお姫様の声が響いた。
「ごめん、みんな。」
苦しそうな声。
時友は外。他の2人は……、あ、金髪殴られた。動揺しすぎかよ。
『大丈夫。これくらいなんかじゃ負けないから。』
「あ"?」
目の前の男が顔を顰める。ほらほら、お腹がガラ空きですよ。鳩尾に再びパンチ、からのクルッと回転して別の人への首裏に手刀。
この声が、お姫様に届きますように。
『私たちが、やられる訳が無いでしょう?戯言抜かす暇があんならもう少し強くなってから出直してきなさいよ。』
先ほどよりも大きな声で言えば、イヤホンからヒュっと言う音が聞こえた。息を呑んだのだろう。
大丈夫。大丈夫だから。アンタのオウジサマは負けたりなんてしないから。だから。
あんたはあんたに出来ることをやりなさいよ。
冷静に処理する。なるほどな。土曜日の理由は敵の族を集めるため。……え?てことは通常の日はちゃんと学校に行ってるってこと?私はそれがとても気になるのだが。
「うおらぁっ!!」
『キモイ声上げないで。うるさい。』
鳩尾を思いっきり蹴り飛ばす。
「あははっ」
イヤホン越しから再びお姫様の声が響いた。
「ごめん、みんな。」
苦しそうな声。
時友は外。他の2人は……、あ、金髪殴られた。動揺しすぎかよ。
『大丈夫。これくらいなんかじゃ負けないから。』
「あ"?」
目の前の男が顔を顰める。ほらほら、お腹がガラ空きですよ。鳩尾に再びパンチ、からのクルッと回転して別の人への首裏に手刀。
この声が、お姫様に届きますように。
『私たちが、やられる訳が無いでしょう?戯言抜かす暇があんならもう少し強くなってから出直してきなさいよ。』
先ほどよりも大きな声で言えば、イヤホンからヒュっと言う音が聞こえた。息を呑んだのだろう。
大丈夫。大丈夫だから。アンタのオウジサマは負けたりなんてしないから。だから。
あんたはあんたに出来ることをやりなさいよ。