暴君陛下の愛したメイドⅠ【完】
痺れを切らし密偵がお妃様を狙う前に私が手を打たなくては…………。
殺るのではなく、守る側で……!!
私はやっぱりお妃様に危害を加えることなんて出来ない。
やっと意思がはっきりした所で、引き出しに閉まっていた便箋とペンを取り出すと、お妃様宛てに名のない手紙を書いた。
これで少しは警備が増えると思う。
警備が増えれば下手には手が出せない。
私は毒入りチョコを誰にも知られないように焼却炉の中へ入れ証拠隠滅をした。