暴君陛下の愛したメイドⅠ【完】



「どうでも良いが様子を見てくるがゆえ、残りの仕事は後に回せ」


「また行くのか……っ!?先程行ったばかりだろう!!?」

「アレからだいぶ時間が経った。もしかしたら、目が覚めているかもしれぬ」



椅子から立ち上がると、ワーワー騒ぐファンを残して執務室から去る。


今日こそ未だに眠るアニが目覚めている事を願いながら。




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