暴君陛下の愛したメイドⅠ【完】
目が再びあった所で、陛下は話し始めた。
「今度他国でパーティーが開かれる。それにお前も参加しろ」
淡々としたそんな口調に、思わず聞き流してしまいそうになる。
『そうなんですね』と普通なら言うのだが、よくよくその言葉の意味を考えれば他人事ではない…!
「『私も』ですか!?」
「あぁ。エスコートをする女が必要なんだが、他の奴は色々と面倒でな」
「…………………………」
頼みごとというよりはほぼ強制的な感じで、私の意思とは関係なしに陛下は参加しろと言っている。