Happy?~結婚生活は甘くて危険がいっぱいです~
「えっ…?」

何を言われたのか、全くと言っていいほどに理解ができなかった。

夫婦、ですか…?

夫婦って、あの夫婦ですよね…?

「えーっ!?」

わたしは両手を頬に当てて、ムンクの叫びみたいに大絶叫をした。

「叫ぶな!

アイテテテ…」

わたしの悲鳴と自分の大声が相当なまでに頭に響いたのか、彼は両手で頭を抱えた。

一体、どう言うことなんだ!?

何があって、見ず知らずの人と夫婦になったんだ!?

「そうだ、敬子!」

敬子なら何かを知っているかも知れない!

そう思ったら、
「待て、すぐに説明する」

彼に止められた。
< 9 / 125 >

この作品をシェア

pagetop