監禁少女
あたしたちが監禁されたもの、動画を撮られたのも、視聴者からお金を得るため……!


千恵美のためだったんだ!


「……ごめんなさい……」


あたしは千恵美へ向けてそう呟いた。


ごめんね。


ごめんなさい。


ごめん。


何度呟いても足りない。


千恵美がずっと眠り続けているなんて、そんなの知らなかった。


けど、それは言いワケにだってならないことだ。


「これで、最後だ」


千恵美のお父さんがそう言った。
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