監禁少女
冷たい水の感触に目を覚ました。


驚いて一瞬呼吸が止まる。


目の前にはバケツを持った覆面男が立っていて、数秒かかって事態を把握した。


あたしが眠っている間に部屋に入って来たんだろう。


「もっと普通に起こせないの」


あたしは覆面男を睨み付けてそう言った。


覆面男は相変わらずなにも言わず、横になった状態のあたしにスマホの画面を突き付けて来た。


画面上には動画が流れている。
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