あいしてる。
次の日も
お母さんと買い物に行くと

ネコは何かをさがしていた。


「チィによく似た黒ネコねぇ」

と、お母さんは言った。




似てなんかない。
チィは僕のだ。



「もしかしてチィの
 お母さんじゃないのかしら」


お母さんがそう言って
僕はカッとなった。


「ちがう!
 チィのお母さんは
 もうしんだんだ!」


お母さんは

「でも本当のお母さんは
 あのネコかもしれないわ」

と哀しそうな顔で言った。



お母さんは
僕のキモチがわからないんだ。


僕は絶望的なキモチになった。
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