あいしてる。
次の日。

学校から帰るといつものように
チィが寄ってきた。



「ただいまぁ」



家には
だれもいない。



こんなこと、初めてだ。




チィと遊びながら
お母さんの帰りを待っていた。





でも
待てども、待てども、
お母さんは帰ってこない。





――もう帰って
    こないかもしれない。



不安になる。



お母さん。
いなくなっちゃイヤだよ。
早く帰ってきて。
お母さん。



涙がこぼれた。


チィは僕の顔を
心配そうに見つめる。





お母さん。
お母さん。
お母さん。


僕は泣いた。
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