毒舌社長は甘い秘密を隠す

 そして、長い脚を持て余すようにごろんと横になって頬杖をつき、彼が私の下着を見ている。
 早く片付けようと手を伸ばしたら、「待て」と言われて反射的に動きを止めてしまった。


「な、なんですか?」
「右から二番目の赤いブラと、その隣の黒いブラは俺の好み。だけど、左端の花柄は萎えるかも」

 さらっと言ってから、彼はベッドを下りて寝室のドアへ向かう。


 ……社長のエッチ! 最低! 変態!
 真っ赤になっていると自覚できるほど熱い頬で手のひらで包み、その背中を睨む。


「早くしろ。下着より鰻」
「今行きます! お先に召し上がっていてください!」
「待っててやるよ」

 優しいのか意地悪なのか分からない社長に振り回されっぱなし。
 彼が好みだと言ったブラを袋に戻しながら、彼がいたベッドを見て意識せずにいられなかった。

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