iNG 現在進行形の恋【濃縮版】
「莉緒に逢いたかった」

耳元には嬉しそうな仁の声。
私の鼓動は高鳴るばかり。

私も触れたい……。

少しだけ…貴方を堪能させて……。

すぐに諦めるから……。

自分の手を仁の背中にそおっと回して仁のスーツを掴んだ。
すると仁は先程よりも私をぎゅうと抱き締める。

あったかい……。

エレベーターが止まると、背中に回されていた仁の手が私から離れた。

私は名残惜しく背中に回している手を離すとお互いの体も離れた。

すると仁はその私の手を掴み微笑むと、そのまま手を引いて歩いていく。

そして玄関のロックを解除し、扉を開ける。
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