ニセカレ

「あ、ありがとうございます、恭介さん。」

と私はたどたどしくなったが言い直した。

「しかし、あの紘稀がこんな可愛らしい子を連れてくるなんてね、恭介」

「ほんとだな、将稀と違って女に疎かったからな」

と菜花さんと恭介さんは嬉しそうにしてくれていたので私は一安心できた。


そんな2人との食事を楽しみながら心地よい時間を過ごすことができた。

食事を終え、紘希の部屋でくつろぐことになった。


紘希の御両親はすごく優しい方で、そんな両親に育てられた紘希が優しい人だって納得できる。

そんないい人が私の彼氏なんだなぁと紘希のことを無意識に見ていると

「なに見てんだよ、奈柚。」

俺の顔になんかついてるか?ととぼける紘希に私は


「い、いや、別に…」

と口ごもる。


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