ニセカレ
「なんだよ、はっきりしろよ。」
「いや、あの、紘希ってやっぱりすごいなと思ってさ。
そんないい人が私の彼氏なんだなぁ~と思ってね…。」
私は少し恥ずかしくなって自分の頭をかいてしまう。
そんな私のことをすっと抱き寄せてくる紘希は
「俺は、そんな奈柚が好きだよ。
両親に合わせたのもいずれは結婚したいしさ。」
と耳元で囁く。
「こ、紘希…。」
結婚まで考えてくれてるんだ…
「で、でもね。紘希に私はもったいないって思って…」
「なんだよ、俺が奈柚がいいって思ってる。
それだけじゃダメなのか?
そんな奈柚にこれをプレゼント。」
と言って私の首にキラリと光るものがつけられる。