変わる想いを貴方に捧げる

···お迎え


今日も一日忙しい日だった。

晶さんは、今日早く上がる日だったので
一人で秀斗先生のアシスタントをやった。

ふぅーっ!!終わったと思い
着替えて
「先生っ、お疲れ様でした。」
と、言うと
「鈴音ちゃん、気をつけて
帰りなよ。
お疲れ様でした。」

クリニックをでて
歩き始めると
白のベンツが横に止り
窓ガラスが下った。
「鈴音、送る、乗りなさい。」
「えっ、和真さん!!
大丈夫ですよ。
一人で帰れますから。」
「俺が、送るのは迷惑か?」
「迷惑なんて・・
はい、わかりました。
お願い致します。」
と、言って車の助手席に乗り込んだ。
「あっ、そういえば
今日は、運転手の方
いないのですね。」
「鈴音は、俺じゃなくて
運転手の彼に会いたかったのか?」
「そっ、そんなわけないでしょ。
和真さんが、運転すると
思っていなかったから。」
「俺は、運転するのも好きだ。
だが、普段はなるべく
やらないようにしている。
鈴音、お腹はすいてないか?」
「お腹ですか?すきました。
今日、忙しかったので。
途中、休憩とる暇なくて」
と、言うと
和真さんは、頷いて
車を走らせた。

乗り心地の良さと
和真さんの運転が上手なのとで
私は寝てしまった。
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