変わる想いを貴方に捧げる

···もう、わかっているでしょ?


病室は、特別室でかなり広かった。

病室には、拓真さんも駆けつけた。

拓真は、部屋の隅にいる
鈴音をみつけ
鈴音に近づき頭を撫でようとすると
「拓真。鈴音に触るな。」
と、和真がいうと

拓真は、振り向きニヤリと笑い
「はいはい。」
と、言った。

晶も蒼真も風間も笑いながら
「まったく」
「弟だよ、どんだけ。」
「こんな、社長が見れるなんて。」
と、言うと
「なんとでも言え。
   鈴音、こっちに。」
と、和真がいうと
鈴音は、真っ赤になりながら
和真の元へ行く。

一通り話をした後
「鈴音、私達は帰るけどどうする?」
と、晶さんに言われて
鈴音は、和真を見ると
和真は、
「鈴音も疲れただろう
心配かけてしまって。
帰ってゆっくりしなさい。」
と、言われて
鈴音は、
「······はい。」
と、答えた。

本当は、心配だったし
側にいたかったが
和真にもゆっくりしてもらいたいし
わがままを言っては
いけないと思って
晶について病室を出て
廊下を歩いていると······
「鈴音、心配なら心配だと
どうして言わないの?」
「晶さん!心配ですけど。
みなさんだって心配なのに。
和真さんを休める為に帰るのに
何でもない、私が残りたいなんて····」
「言えませんか?」
と、拓真さん。

「それは、違うよ。
俺達は鈴音ちゃんに
任せようと思っただけだよ。
兄さんが、側にいて欲しいのは、
俺達ではないのは、明白だからね。」
と、蒼真さん。

「もう鈴音も、わかってるのでしょ?」
と、晶さんに言われて
晶さん、蒼真さん、拓真さんの顔を
見ると、優しい目で返してくれた。
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