変わる想いを貴方に捧げる
☆☆10☆☆

···完治


和真の体には異常なかった。

ただ、捻挫は酷い状態だったので
シーネをして杖をつく事で
退院の許可がでた。

鈴音は、和真の世話をするために
和真の家に泊まり込む事にした。
それは、和真の願いと鈴音の意思だった。

和真は、一週間はベッドの上で
仕事をこなした。
鈴音は、朝食を作り
その間に秘書の風間が仕事を届けにきて
三人で朝食をとる。

和真も風間も高級な食べ物には
なれているはずだが、
鈴音の料理は美味しいと絶賛してくれた。

鈴音は、母親の由奈が仕事をしていた為
料理は小さいときから
母に習いながらやって来た。

鈴音は、朝食が済むと
「和真さん、行ってきます。
風間さん、宜しくお願いします。」
「鈴音、おいで。」
と、呼び鈴音にキスをする。

鈴音は、真っ赤になりながら
玄関にむかう。
風間は、そんな二人をみて
笑いながら
「社長のこんな顔が見られるなんて」
と、いうと。
「風間、早くやらないと
終わらないぞ。」
「はい。」
お昼は、風間に任せて
一日の仕事が終わると
鈴音は、晶に見送られて
和真の元に。

夕食をまた三人で食べて
片付けをして
風間を玄関まで見送り
和真の元へ
「風間さん、帰られました。」
「毎日、見送らなくていい。」
「えっ、何を言ってるのですか。」
と、笑っていると
和真に抱き締められて
キスを何度もされる。

鈴音は、苦しくなって
和真の背中をトントンとすると
和真は、笑いながら
離れて
「鈴音、シャワーを浴びる。」
と、言うから
シーネを取り準備をする。
「一緒に入るか?」
「‥‥おっ‥お一人で、どうぞ‥‥」
と、言うと
和真さんは、笑いながら
シャワー室へ

そう、恋人にはなったが
私達は、まだキス止まり。

和真さんから
「治るまでは何もしないけど
完治したら 鈴音の全てが欲しい。」
と、言われた。

10日過ぎると
和真さんは、会社に行き
仕事をこなした。
さらに、10日過ぎると
和真さんは完治した。

今日は、浅野4兄妹と
鈴音と風間で
快気祝いで食事をした。

鈴音は、晶と別の入り口から入り
皆と合流する。

食事は、とても美味しく
お酒も美味しくて
楽しかったが・・・

蒼真さん、拓真さん、晶さん
風間さんまでが
終始、私と和真さんを見て
びっくりしたり
呆れたりしていて
それがおかしくて
みんなで笑いながら
本当に楽しい時間を過ごした。
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