変わる想いを貴方に捧げる

···晶の怒り


晶は、怒りがおさめらなかった。

お兄様が、『知らなかった。』
と、一言いってくれたら
少しは、救いもあったが・・・

一度目は、誤解もあった。

だけど、今回は違う
あきらかに燐さんの娘さんは、
和真兄さんに気があった
兄さんは、それを退けなかった。

鈴音がいるのに‥‥‥

鈴音が不安になるとは
おもわなかったのか‥‥

知られなければ
良いと思ったのか‥‥

どちらにしても
鈴音に、かなりの衝撃を与えたことに
変わりはない。

だからといって
私にあの兄に痛みを与える力はない
でも、このままにはしたくない
私は・・・
「晶様。」
「王さん、お久しぶり
いま、話しても?」
「ご無沙汰しています。
総帥が寂しがっておられましたよ。」
「うふふっ、おおじいちゃまには
また、連絡しますね。」
「はい、お願い致します。
それでは、何なりと私(わたくし)に」
「さすが。
でも、ごめんなさい。
王さんの手を煩わせて。」
「常々、晶様のご依頼は、
何をおいても先に、と
総帥より。
ですが、晶様は私にご依頼されることがなく、
いささか寂しく思っておりました。
ですから、何なりとおっしゃって下さい。」
「クスっ、ありがとうございます。
私は、おおじいちゃまと王さんが、
大好きよ。」
「秀斗様の次ですね。」
「あはは、本当にかなわない。
王さん、浅野和真に痛手を
負わせて欲しいの。」
「畏まりました。
一週間以内に。
燐さんには、宜しいですか?」
「燐さん、あの人が何をしたわけでは
ないけど、母さんにはおおじいちゃまより
叱って欲しい。
鈴音 あの子は、私の大事な友人であり
妹であり、同僚なの。
そんな子に辛い思いをさせて
ご両親にご心配かけて
何をやってくれたのか、とね。」
「畏まりました。
では、至急。
久しぶりに晶様のお声が
聞けて嬉しゅうございました。
総帥が、羨ましいがるかと。
自慢して差し上げます。」
「王さん、忙しいのに
ごめんなさい。
宜しくお願いします。」
と、言って電話を切った。
 
王さんは、総帥のお仕事など
後回しですよ
と、笑ってくれたが
本当は、膨大な仕事をこなす王さん。

曾祖父様の信頼も熱く
そんな王さんにお願いするのは、
気が引けたが
和真兄さんには、頭脳の蒼真兄さんが
ついているから
私では、歯がたたない。 

だからと言って父さんには
頼みたくない。

王さんに任せよう
鈴音が、こんなことして喜ぶわけないが
晶自身が許せなかった。

全てを持っている兄に
対向するには、
子供じみているが
おおじいちゃまの手を借りるしかない。
< 68 / 131 >

この作品をシェア

pagetop