情熱的に愛して
これが恋の力なのかな。

「じゃあ、また進展あったら、呼ぶから。」

「お願いね。」

私が席に戻ると、秋香が顔を寄せて来た。

「悩み、解決した?」

「した。したって言うか、このままでいいと思ってね。」

「そっか。」

秋香にも、すっきりした顔を見せる事ができたし、心も軽くなった。


「じゃあ、そんなところで、合コン行こうか。」

「行きません。好きな人がいるのに、行く訳ないでしょ。」

「そうでした。」

秋香と一緒に笑っていた時だ。

新商品の企画の募集が、私のところに周ってきた。

「応募してみようかな。」

「おっ!恋する女は、前向きだね。」

秋香も、賛成してくれたようだし、門馬にも言ってみようかな。
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