極上男子っ!?
目が点になるかと思った。

何された?キス、された。

そう頭が認識した瞬間一気に顔が熱くなった。

「おい櫂、いきなりキスする奴があるか」

「だってこっちのが早いし」

「だとしても極論すぎるだろ」

そんな言い合いをしている2人。

「オネーサン、顔真っ赤だよ?」

天くんが覗き込むように私を見て思わず顔を隠した。

恥ずかしい…!

逃げるように席を立って、ドアに手をかける。

「おい、どこ行くんだよ」

「わ、私好きな人としか付き合わないので!」

頭が正常に回ってない脳みそでそう言い放って一目散に廊下を走った。

後ろで櫂くんたちの声が聞こえた気がしたけど、顔合わせらんない!

ああ、もう急にキスなんかされて恥ずかしすぎる!!
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