冷たい君の不器用な仮面
「ごめんね、太陽。頼りない幼馴染で…それでも少しは…私をたよりにしてほしいっていうか……」
私は俯きながら、小さな声でつぶやいく。
すると、太陽はハッとしたように顔を上げる。
「私に言っても意味無いかもしれないけど…少しは何かしてあげられるかもしれないし……」
「…っちげーよ!お前を頼りにしてないわけじゃ……」
太陽の焦ったような声に、私はゆっくりと顔を上げる。
「じゃあ何で相談してくれないの…?」
私は太陽の目をじっと見つめる。
「それは……」
太陽が私と目が合った瞬間、言葉に詰まったように黙り込んだ。
…ほら…やっぱり私じゃ力不足なんだ…
私はなんだかすごく悲しくなって、ガタッと席を立った。
「ごめん、ちょっとトイレ……」
「……っ、涼那!!」
私は太陽の声も聞かず、教室を飛び出した。