冷たい君の不器用な仮面
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「ああもう、私ってほんとバカ」
私は切り株に座り、木々の葉っぱから漏れる光を見つめながらつぶやいた。
教室から飛び出して無我夢中で走り、気がつくと、あの私たちの秘密の場所に来ていた
私はそっと目を閉じ、さっきの太陽との会話を思い出す。
__…何で私はこんなに自分勝手なんだろう
いくら幼馴染だからって、言いたくないことはあるものだ。
現に私だって太陽にたくさん隠し事をしてる。
なのに、何で自分がされる傷つくんだろう。
分かってたのに。
隠し事を一つや二つすることも
それが普通のことで、当たり前だということも
頭ではそう、ちゃんと理解してたつもりだったのに
……何で?
何であの時、あんなにも悲しくなっちゃったの?
私は体を小さく丸めて、自分の腕をぎゅっと掴んだ。
…本当に、上手くいかない
何もかも、上手に出来ない
__ごめんね、レイ、太陽。
……私のせいで、嫌な気持ちにさせてるよね
必ず謝るから……だから、
__まだ私を嫌いにならないで……