冷たい君の不器用な仮面
「…あっ、そうだ。ユウ、なんでレイはいきなり学校に来たの?」
私は朝からずっと気になっていたことを尋ねる。
本当はバーで直接レイに聞くつもりだったけど、絶対無理だもん。しょうがない
「ああ、俺もびっくりしたんだけどね…!昨日、レイが自分から行きたいって言い出したんだよ」
ユウは少し嬉しそうな顔をしながら、話し出す。
「なんでかは分からないけど、自分から行きたがるなんて初めてだったからね。
傷のことも分かってたのに、止めなかった俺が1番悪いよ…もー!
病院だって、抜け出して来ちゃってたのにね…!」
病院戻ったら俺も怒られるかな…と、ユウが少し落ち込む。
そんなユウを見て、ふふっと笑った。
へえ、レイが自分から学校に行きたがったんだ…
うーん。でもレイのことだから、病院に行きたくなくて逃げるために学校に来たとか…ありえる。
「まあ!何がなんであれ、レイは怪我が治りしだいまた学校に行くと思うから、そのときは涼那ちゃん面倒見てあげてね!」
「あ、うん!任せて!!」
私は大きく頷く。
次こそは…レイのことちゃんと見るんだから!!
グッと拳に力をいれた私を見て、ユウはまたあははっと笑った。