冷たい君の不器用な仮面





「……あ、そうだ!聞こうと思ってたことがあるんだった!忘れてたよ」





私はさっきよりも明るい調子で、再び話しかける






触れることが出来ない私にとって、レイと仲良くなるためには『話す』しか手段はない。





それなのに話すことさえ出来なくて沈黙って…どうするんだ私!






_せめてこの沈黙から抜け出したい。






_この気まずい雰囲気をどうにかしたい。





………ならば!
無理してでも明るく振舞おう!






……って、熱ある人に迷惑か……

不機嫌なのって、単純に体調が悪くて辛いからだったり__……?






うーん……どうしよ……







「……なんだよ」







明るい口調から一変し、突然黙りこくってしまった私にレイがうっすら目を開けた。





そんなレイの動作に、私は顔をぱっと明るくする。







……話してもいいってこと……だよね


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