冷たい君の不器用な仮面
「……もう…らちがあかなさそうだから、聞くの辞めるけどさ……」
私ははぁ…ため息をついて、椅子に座り直す。
「1個だけ聞かせてよ」
そしてレイの背中に視線を移した。
「なんで突然、学校に来ようと思ったの?」
ピクリとも動かないレイの背中に、問いかける。
「今までほとんど来たことなかったのに……」
朝からずっと気になってて、本人に直接聞こうと思ってたこと。
…その前にユウに少し聞いちゃったけどね。
でも結局、理由までは分からなかった。
なんで突然、レイが学校に来ようと思ったのか……
今日1日かけて考えてもしっくりくる答えが見つからなかった、超難問だ。