冷たい君の不器用な仮面
「……はっ?」
私は思わず、間抜けな声で聞き返してしまった。
え、なになになに。急にどうした?
今まで1度もそんなこと言ってこなかったのに。
「な、いいだろー?」
……や、そんな目で見られたら断りずらいんですけど……
私はそんな太陽に苦笑しながら、
「うん、いいよ」
と、頷いた。
「おっしゃー!お前の弁当いっつも美味そうだなーって思ってたんだよ」
美味しそう?!
そ、それは何気に嬉しいな……
「じゃあ、明日の朝渡すね!」
「おう!」
……ふふっ、なんか変な感じだけど…
誰かにお弁当作るの初めてだから、ちょっと楽しみ!