冷たい君の不器用な仮面




「……はっ?」




私は思わず、間抜けな声で聞き返してしまった。



え、なになになに。急にどうした?





今まで1度もそんなこと言ってこなかったのに。





「な、いいだろー?」





……や、そんな目で見られたら断りずらいんですけど……





私はそんな太陽に苦笑しながら、





「うん、いいよ」





と、頷いた。




「おっしゃー!お前の弁当いっつも美味そうだなーって思ってたんだよ」





美味しそう?!





そ、それは何気に嬉しいな……





「じゃあ、明日の朝渡すね!」




「おう!」






……ふふっ、なんか変な感じだけど…





誰かにお弁当作るの初めてだから、ちょっと楽しみ!



< 280 / 298 >

この作品をシェア

pagetop