私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)
「…お前だよ」
…え?いたずら心で考えていたことが霧散する。
今、何て言った?あれ、私好きなタイプ聞いたんだよね?なんでひと言だけ…?
「こら、聞いてねぇの?」
「え?…え?」
「ったく、ちゃんと聞いとけよ」
頭に手を置かれて、至近距離で見つめあう。
季龍さんは不意に微笑むと、私の頬を撫でる。
「お前が好きだよ」
はっきりと告げられた言葉に今度こそ頭は真っ白になる。
好きって、私と同じ…?
夢でも見てるのかな?だって、好きな人が好きって言ってくれるなんて、そんな都合のいいことあり得ない。
「こと………いや、琴葉」
「ッ!!?」
「なんで反応しねぇの?琴葉のこと、好きだって言ってんだけど?」
…やっぱり、ズルいです。
自分でも顔が真っ赤になってるのが分かる。でも、季龍さんが目の前にいるせいで逃げられない。