私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)
「…好きなタイプ、じゃなかったんですか?」
「俺が女好きになったのは、初恋も今も、琴葉だけなんだよ」
距離を詰めてきた季龍さんに身が固まる。
耳にかけられた吐息に息が詰まる。
「だから、俺の好きなタイプはお前だろ」
ッ…もう無理です。心臓が痛いです。
耳を両手で塞ぎ、少し後ずさる。季龍さんは膝に肘をつき、手に顎を乗せる。そうして私の反応をからかうように口角を上げる季龍さんに少しだけイラッとした。
いつも季龍さんばっかり余裕顔でズルい。
…この顔、崩してやるっ!
軸にしてる腕の手首を持つ。支えを失った季龍さんは虚を突かれた顔をしてる。そんな季龍さんの頬に手を添え、一気に距離を詰めた。