私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)

「一緒に回ろうぜ」

「かわいい女子ナンパするんじゃなかったんですかー?」

「今してんじゃん」

「うっっっざ!!!」

華さんだけだと思ってたけど、みなさんも仲良しだったみたい?

普通に話している姿を見ながら、季龍さんに視線を向けるといつの間にかいなくなっていた。

それでも女子たちの争いは終わっていないところを見ると、季龍さんがいなくなったことに誰も気づいてない…?

あれじゃあ、決着がついても意味ないね?

「琴音ちゃん、いい??」

「え?」

あ、まずい何も聞いてなかった。

いつの間にか視線を向けられていて、誤魔化して笑って見せたけど、呆れた目を向けられてしまった。

「一緒に回っていい?親睦もかねて」

「私はいいですよ?」

「じゃあ決まり!行こうぜ~」

男子の1人がさっさと歩き出すのを追いかけていく華さん。ならんで歩く姿はあまりにも自然だった。
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