私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)

「琴音、明日約束してる奴はいるのか?」

口を塞いでいた手が離れていく。

明日、そういえば1日自由行動なんだっけ。…そういえば、なんか声かけられてたんだった。

思わず嫌な顔をしてしまったのを季龍さんは見逃さず、季龍さんまで眉間にシワを寄せてしまう。

「いるのかよ」

「…いません」

「あ?ならなんでんな顔すんだよ」

片手で顔を捕まれる。

誘われてない。あれは脅迫だ。

季龍さんにこんな下らないこと伝えるのもなぁ。たかが高校生の脅しだし…。

考えていると、目の前に影が落ちる。上を見上げようとして、それは出来なかった。

「ッんん!?」

「しゃべるな」

いつの間にか腰と頭に手を回されて動けない。

季龍さんにされるがまま、やっと解放された頃には膝が笑っていて1人では立っていられなかった。
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