私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)
「…誰だ、誘ってきた奴は」
「…わかんないです」
ぼんやりした頭で答える。
季龍さんに支えられたまま、酔ったようなふわふわ気分に気持ちいい、なんて思ってしまう。
頬に手を添えられ、その手に導かれるままに顔を上げた。
「分からないとか意味わかんねぇこと言ってんじゃねぇよ」
「本当に分からないんです。…昨日、一緒に行動した男子の1人ってことだけしか」
「はぁ?十分だろ」
季龍さんは片手で私を支えたまま、片手でスマホを操作すると、それを私に見せてくる。
そこに表示されていたのは、確かに昨日一緒に行動していた人たちの写真。一目で隠し撮りと解るそれに、少しだけ戸惑った。
「どいつだ」
季龍さんは私の心情など気にしていないみたいだった。
もう一度写真を見る。画面の縁の方にいる彼の姿を認め、指差した。