私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)
「琴音、ちょっと休め」
季龍さんにそう言われて、かなり時間が過ぎていたことに気づく。
もうすぐ集合時間だ。こんな時間も、もう終わりなんだなぁ。
そうやって思うと、寂しい気もした。
「どうした」
「季龍さんと2人で出歩くなんて滅多にないから、ちょっと残念だなぁって思ってました。…いつもは、信洋さんたちが絶対傍にいて、2人っきりなんてあまりないから」
だから、ちょっと錯覚しちゃいそうになる。
季龍さんも、私も、ただの高校生で、立場の違いも何もない関係だって。
そんなこと、あるわけないのに。
「って、すみません。変なこと言って…」
「いや、確かにそうだな」
季龍さんに頭を撫でられる。その暖かさにほっとした。
「…また、出掛けるか。2人で」
「…はいっ!」