医者恋シリーズ 俺様ドクターのとろける独占愛


夕食後の処置を終え、二十一時の消灯時間を迎える。

寝かし付けが必要な患児に付き添い、ナースステーションに戻ってきたのは二十二時近い時間だった。

ここからの時間は、ラウンドや雑務をこなしながら、交代で仮眠を取っていく。

その間に緊急入院の受け入れをする場合もあり、日によっては穏やかとは言えない夜もある。

物品の在庫チェックをしていると、奥の医局から天笠先生がふらりと現れた。

こちらを見向きもせず、モニタリングのチェックに入る。

相変わらず無表情はキープされていて、にこりの“に”の字もない。

これだけ笑わないと、表情筋が衰えているんじゃないかと思う。

もしかして、プライベートの時間でも全然笑わないのかな……?

そんなことをぼんやり考えていた時だった。

救急搬送要請の呼び出しがナースステーションに響き渡った。

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