医者恋シリーズ 俺様ドクターのとろける独占愛



「はいはい、まだ準備中でーす」


週末、土曜日――。

いつもの仕事の合間に、プレイルームで夏祭り当日の用意をしていく。

昨日の夜勤メンバーが夜な夜な準備を進めてくれていたおかげで、今日は簡単な仕上げで済む感じだ。

一ヶ月以上前から少しずつ手掛けてきた夏祭りのあれこれ。

今日は朝から、子どもたちが取っ替え引っ替えプレイルームを覗きにやってくる。

お楽しみにしたいからという私たちナースのたっての希望で、中が覗けるガラス窓や入り口を模造紙を貼ってまだ目隠ししてある。


「白雪、食事介助やっておくから、先お昼行ってきていいよ」

「あっ、はい、わかりました」


先輩に休憩の許可をもらって、お昼にいく準備をする。

手荷物を入れたミニバッグを手にナースステーションを出ていくと、病室で処置をしている天笠先生の姿がチラリと目に入った。

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