セカンド・ファミリー(新バージョン)
しかしこの2人は、血の繋がった親子なのだ。
だからか、余計に異様な雰囲気に思えて
仕方がなかった。
ピリピリして逆に怖い。
「……間違いは、ありません」
「ならお分かりかと思いますが……売上げが
思わしくありません。
それに経営状況からとして……」
何だか難しい内容を顔色一つ変えずに話す和也さん。
さらに重苦しい雰囲気になる。
「この状況ですと
こちらから契約するメリットは、
1つもありませんね。
つまり資金の援助も考え直さないと……」
そう言いかけた時、和也さんのお父様は、
床に手をつき土下座をしてきた。
えっ……!?
「すまなかった。
俺が全部悪かった。だからお願いだ!!
今さらこんな事を言うのは、
図々しいと分かっている。
それでも憎んでもいいから……お金を貸してくれ」
深々と頭を下げて頼み込んでくるお父様。
「あの……頭を上げて下さい」
私は、慌てて頭を上げるように言う。
そんなに必死に頭を下げられると何だか
申し訳なくなってくる。
和也さん……どうする気なのだろうか?