セカンド・ファミリー(新バージョン)
「生物をそれだけ食べたら当たり前だ!
母さん、父さん。
俺がコイツをトイレで吐かせるから片付けを頼む」
「あぁ、分かった」
旦那さんが言うと和也さんは、急いで杏梨ちゃんを
抱き上げリビングから出て行った。
「あらあら。朝食に使うはずだった食料まで
食べちゃったのね。あの子ったら……」
奥さんは、ため息を吐くと食べ散らかし残骸を
片付け始めた。
「まぁ仕方がないさ。
足りない分は、明日にでも俺がコンビニに行って
買って来るよ!」
旦那さんは、苦笑いしながら手伝っていた。
「ありがとう。
それにしても……大丈夫かしら?杏梨」
奥さんは、心配そうにしていた。
私は、状況が呑み込めず唖然と立ち尽くしていた。
何が……起きたの?あれは、幻??
ハッ……手伝わないと