セカンド・ファミリー(新バージョン)
心を深く閉じ込め……誰も信じられなくなっていく。
いずれ傷つけられるぐらいなら
1人で居る方がマシだと思い、誰にも心を
開かず。笑顔も失った。
それから小学4年の頃。
母さんと父さんが養子を探しに施設に訪れた。
だが、俺には……無縁の話。
そんな風にしか思っていなかったんだ。
最初は……。
なのに母さんは……俺を養子として引き取りたいと
申し出てくれた。
理由は分からない。
まともな会話すらしなかったのに。
他にたくさんの子供が居たのにも関わらず
引き取られても最初は、心を一切開かなかった。
何かあるのではないかと思い警戒をして
とにかく可愛いげのない子供だったと思う。
でも、そんな俺の態度に対しても
母さんは、いつも笑顔で接してくれた。
キツい一言を言ったり、無視してても根気よく
話しかけてくれて俺を否定しなかった。
父さんも同じで
俺に興味がありそうな物を探してくれたり
とにかく一生懸命に関わり合おうとしてくれたんだ。
少しずつだが、心が揺れ動いていた矢先
ある場所に連れて行かれた。
場所は、海の近くにあるお墓だった。