俺の嫁になれ~一途な御曹司の強すぎる独占愛~
「いつも俺の家に行きたいって言ってるくせに、何動揺してるんだか」
……好きな人の家に行くんだもん。
そりゃあドキドキしますよ。
急に言われても心の準備が出来ていない。
身体が緊張してきて、気の利いた会話も浮かばなかった。
無言でいたら、ギュルルっと私の腹の虫が鳴って……。
「すごい音」
ククッと彼は肩を震わせて笑う。
「うっ、ごめんなさい。ランチそんなに食べなかったから……」
恥ずかしくて小さくなっていたら、黒崎君にからかわれた。
「お前ってホント騒々しいよ」
お腹が鳴ったのは恥ずかしいけど、お陰で車内の空気が明るくなったような気がする。
それから三十分くらい経ってある高層マンションの前でタクシーが停車した。
うちの会社が手がけた高級マンションだ。
タクシーを降りて、彼についていく。
高い天井で豪華なエントランスホールを抜けると、エレベーターに乗り最上階の四十五階へ。
黒崎君の部屋はエレベーターを降りてすぐ近くにあった。
カードキーで鍵を開けると、彼は私を促す。
< 15 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop