俺の嫁になれ~一途な御曹司の強すぎる独占愛~
「入って」
「はい。お邪魔します」
そっと中に入り、彼に続いて玄関を上がる。
ここが黒崎君の家。
過去にここを訪れた女性はいるのだろうか?
今付き合っている人はいないと思うんだけどな。
キョロキョロ辺りを見回しながら廊下を歩いて、リビングらしき部屋にたどり着く。
うわぁ、このリビング、バスケの試合出来そうなくらい広い。
三十畳くらいはありそう。
天井も高くて、大きなガラス張りの窓からは都会の夜景を一望……いや、今は雪しか見えないな。
しかも、止む気配がないんですけど……。
雪が収まったら自分の家に帰るつもりでいたけど、これは無理かもしれない。
「夕飯、パスタでいい?」
黒崎君の声でハッと我に返る。
「あっ、私手伝うよ」
彼だけに食事の準備をさせるなんて申し訳ない。
借りたコートを脱いで近くのソファに置くと、隣にあるキッチンへ向かう。
「じゃあ、パスタ茹でておいて。俺は風呂沸かしてくる」
黒崎君が鍋やパスタを出してくれて、早速パスタを茹で始めた。
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