俺の嫁になれ~一途な御曹司の強すぎる独占愛~
「母親が気に入ってて、たまに来ると大量に置いて帰るんだ」
「黒崎君はしっかりしてるけど、きっとお母さんは世話焼きたいんだろうね」
私にこんなカッコイイ息子がいたら、きっと毎日押しかけて来ちゃうかも。
全部美味しく頂いて片付けを済ませると、先にお風呂を勧められた。
「タオルは棚のを適当に使って。ドライヤーと歯ブラシは洗面台に置いといた。あと、これ俺のだけど、着替え」
黒崎君がグレーの上下のスェットを渡す。
「ありがとう」
お礼を言って、お風呂へ。
天井は天窓がついていて開放感がある。
晴れていたらお月様とか見えたんだろうな。
でも、天気が良かったら、ここにはいなかったはず。
吹雪に感謝。
長風呂してはいけないと思い、身体があったまるとすぐに上がった。
下着を身につけると、黒崎君が用意してくれた部屋着を手に取る。
柔らかくて肌触りがいい。
それに、微かに柔軟剤の香りがする。
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