俺の嫁になれ~一途な御曹司の強すぎる独占愛~
起きたか?
そう思ったが、彼女は眠ったまま。
口を拭いながら桜井の首筋に目を向ければ、真っ赤な鬱血痕がついている。
そのことに少し満足すると、冷静さを取り戻した。
「……ホント何やってんだか」
髪をかき上げながら苦笑する。
こんなの俺らしくない。
きっと仕事で疲れているせいだ。
そう結論づけて、桜井に布団をかけるとリビングに戻る。
残りの仕事を片付けて風呂に入るが、その夜は寝室では寝ずにソファで眠った。
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