俺の嫁になれ~一途な御曹司の強すぎる独占愛~
美樹が私を気遣う。
「まあ、そのうちしっかりやってくれるよ」
私はそうフォローしながら苦笑いした。
黒崎君の側にいたいという気持ちはわかる。
大塚さんを見ているとまるで自分を見てるような気がするのだ。
好きな気持ちは止められない。
でも、私は……今まで彼の邪魔しかしてなかったかも。
しかも、自分の気持ちを押し付けてた。
黒崎君のことを諦めなきゃいいのに、どうしていいのかわからない。
こういう時、一緒の職場というのは厄介だ。
会社を辞めるというわけにはいかない。
生活していくのにお金は必要な訳で……。
だったら、転属願でも出してみる?
そう思い立つが、課長である黒崎君に理由を聞かれてしまうだろう。
失恋したから転属したいんです……なんて彼には絶対に言えない。
軽蔑されてしまう。
それだけは嫌だ。
ははっ、八方塞がり。
その週末、大塚さんの歓迎会を焼肉屋で行うことに。
幹事は彼女の指導係の私。
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