俺の嫁になれ~一途な御曹司の強すぎる独占愛~
「それ……褒めてるの?けなしてるの?」
じっとりとした目で美樹を見れば、彼女は不敵に笑った。
「両方よ。頼むから黒崎さんのストーカーにはならないでよね。あっ、半分なってるか?」
クスリと笑って美樹は私をからかう。
もう言いたい放題だ。
「決してストーカーじゃありません!」
ムキになって否定すると、声が大き過ぎたのか、黒崎君にギロッと睨まれた。
「桜井さん、煩い。仕事する気ないなら出てってくれる?」
「はい、すみません」
しゅんとして謝ると、自分の仕事に没頭した。
無能な女なんて思われたくない。
溜まっていたメールのチェックを終わらせると、テキパキと雑務をこなしていく。
「桜井さーん、これ接待費で落とせます?昨日取引先の課長と飲んだんですけど」
一年後輩の後藤君が領収書を私に持って来た。
彼……後藤学君は草食系男子で社内でも黒崎君の次に人気がある。
爽やかで優しくて、仕事も出来る優良物件だ。
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