生意気オオカミの虜

頼に腹を立てながらも結局は仲良しな私たち。

大学を出てからしばらくは頼といてバイト先に送ってもらう。



「 しっかり稼げよ、羽奈 」

「 頼もね~ あ、そうだ凛なんだけど… 」

「 羽奈ちゃん!」


「 愛弓ちゃん、今から?」

「 誰?」



誰? って… あ、頼ね。



愛弓ちゃんが私に声をかけ、そこには頼がいたため気になったようだ。

ただ愛弓の目が頼に釘付け。



まさか頼がタイプ?



「 愛弓ちゃん… 彼ね、実は… 」

「 初めまして、“彼氏”の泉沢です 」



ちょっ!?



「 彼氏っ え、彼氏ー!?」

「 頼!」

「 羽奈がお世話になってます、よろしくね 」



愛弓ちゃんの衝撃は予想外すぎたのかアワアワしている。

頼が愛弓ちゃんに自分は彼氏だと言ったのには まぁわかる気がする。

なぜなら愛弓ちゃんは頼を目にハートを散りばめたように見ていたから。

ここでも私は頼の彼女……

いつ、私は別れたらいんだろうか?



「 羽奈ちゃん、愛弓ちゃん?」



え?



振り向けば彼はいた。



「 た、太陽さん!」



太陽さんみたいな人に憧れる私は内心はきっとこうだ。



違うんです! 誤解しないで!!



「 どうも、羽奈がお世話になってます。ちなみに彼氏の泉沢です 」



あ~………

私にいったい何が起きたの?



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