生意気オオカミの虜

愛弓ちゃんに続き太陽さんにまで頼は自分で彼氏だと断言した。

太陽さんは太陽さんでご丁寧に頼に挨拶返し。



「 こちらこそお世話になってます、良かったら君も店に来て、俺が担当するよ 」

「 え!マジっすか~ またその時は羽奈に言って予約します 」



太陽さん、頼……

私を挟んで勧誘と来店の約束?



「 そうだ、今夜店が終わったらバーベキューやるんだよ。羽奈ちゃんも彼氏も来たら?身内来ても大丈夫だから 」



バーベキュー!?

頼まで?

嘘…

それやだ。



「 わかりました、羽奈 楽しみだな 」



来るんだ、はぁ………



太陽さんはにこやかに店に戻っていった。

愛弓ちゃんはフラフラと裏口へ、その様子からして私が頼の彼女でショックだったようだ。



「 頼、ほんとに来るの?」

「 バイト次第かな、俺がいる方がいいだろ?」

「 むしろいない方がいいと思うよ 」



だって、愛弓ちゃん含めて彼氏いない人ばっかだもん。

そこに頼登場なんて… 怖いね。



「 女は肉食なの、いざとなったら何をするか… 頼は来ないで 」

「 わかった、バイト頑張れよ 」



頼を見送りながらホッとした私。

でもそれは、束の間だった。

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